MOCHA RHYTHM

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「吐き出す胃液」


硝子に映る
自画像は

道迷いて間違った
佇む鍼の上
忘れかけた法則の
抜け殻そのもの

居るべき場所を知っている上での
この放蕩

辿り着く場所求めての無様ではない

居た場所へ居続くる為
耐え得る術を模索する

誰も分かれず辛いのは
「迫る時」の音の気配。
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「打ち明ければ」

髪が首筋へばりついて捕れない道すがら
こぎだす車輪の軸の上
追う母の背中と次の家

想いて哀愁
昼下がり

灼熱コンクリートを舐める その術と
熱風吸い込むその力

全ては隣人愛と銘打った
母への想いに他はない
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「2006 SUMMER EDITION」


間違った恋をしたけど間違いではなかったのか

それとも間違いを犯した恋なのか

全然違うと思うんだ
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「知ってた?」


たまに思い出したりなんかして泣くとかないよ。

いつでも想ってるから。
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「現状報告」


残した人を想い
関戸する門

君に境目が見えますか
緩やかな曲線を描いた糸が
今 尚 締め上げるんだ

私に何ができますか
何時帰れますか

自分の立ち位置が
まだ実感できないよ

企む眼 渇く舌 響く耳鳴り
欲するは言葉の食物
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「風唄う」


窓辺へ誘う
木綿の波

揺れる袖の暖かさ
なびく歌に触れるたび

彼の人の涙はわきゐづる

残り香匂ふ
風の歌
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「チョコレイトソファの上で」


絡む綿花の匂ぅが恋

滑る想いの蓋を開け

その無言さが絶望を震撼させて
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「胸の内」


吐き気の詰まった脳内抱いて
耐え疼き
求む意志の刺さり具合

嘔吐となって感じる晩
巣くう人の皮膚の下

激流に押される哀れなお前は
饒舌な滅びに熨せ歩く

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「懺悔」


拠り所無くして反響する悲鳴や
握り締める所作も
味わい噛み砕く想ひ出も
すべて洗い流したつもりで逆流してる復讐心

それでも消えないでお願い
最低限の信仰
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「天秤」


この途方もない喪失感を何処にぶつければいい
誰が理解出来る

知るは喪われた方のみかもしれず
同じ秤の上で見つめ合っていたい願い
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